3月11日!
3月は母を亡くした時以来、春の桜の開花を待つ月でした。
しかし、3月1日は第五福竜丸の被爆、10日は東京大空襲と、日本人にとっては悲しい記憶の月です。「大長今」を愛して3・1行動記念日を知ってからは、私にとっては更に思いの深い月となりました。
けれどもまさか、あれほどの大災害が起こり、もう決して癒えることのない悲しみの月になろうとは!
こんにちは!彩さん
한글마당のYOKOです。
遂に1年経ちました。あの日以来決して忘れることのできない悲しみに、正気を失っている日々でした。
しかし私は、諸々の事情で18歳で家族ぐるみ東京に引っ越しして来たので、既に故郷は無いも同然でした。生まれた家も育った家も既に無く、そもそも思い出だけの存在でした。
だから双葉町にご家族がいらっしゃる彩さんの悲しみや苦しみをお察しすることは到底できる筈もなく、本当に申し訳なく思います。
私は正直、愚かな東電、政府・行政、それを許している日本人に初めから絶望しており、まったく被災者の救済が進んでいない今日の事態も十分予測しておりました。もし原発「0」の日本が実現できたら、私のこの虚無も恨みも消えるかもしれませんが、私の生きている内に果たしてそんな日本を作ることが来るのか?
今日の追悼式典での宮城県の遺族代表の方の言葉に打ちのめされました。家族全員を津波で失い、地獄を見た。けれど、残されたお嫁さんとそのお腹にいた赤ちゃんを支えに強く生きていくと誓っていらっしゃいました。絶望の淵から這い上がる人間が、日本人がいることに、傍観者に成りかけている自分に恥じ入るばかりです。
今日は夫も娘もいず、たった一人で寂しい思いで過ごしましたが、たった今娘が久し振りに帰宅し、ようやく心が晴れました。夜7時からは「鉄腕!DASH」で故郷の現状を見ます。
とりとめもないことを書き散らして申し訳ありません。「大長今」大好き人間で同郷、一片なりとも同じ悲しみを共有する彩さんとお知り会いになったご縁に感謝します。
12/3/11 YOKO